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​概要

"絵画・制作・造形遊びを通して
表現する楽しさを。"
造形表現活動を通して育てたい力
 子ども達のまわりには、いろいろな情報や便利なものがあふれています。その中で遊びの質も変化し、ゲームや既成の玩具を使って遊んだり、遊園地やテーマパークに出かけたりといった与えられた経験が多くなっています。一方で、素材としてのモノに関わり創意工夫したり、直接、人と関わってコミュニケートしたり、その場にふさわしい関わりを考えたりする経験が不足しているように思われます。

 造形表現は、いろいろなモノに触れ体感する中で、自分なりの表現を見つけて楽しむ活動です。同時に、モノを介して人と関わり、子ども同士コミュニケーションできる活動でもあります。自らの表現に向かう自主性と、人と関わる社会性を育てることが、造形表現活動のねらいともいえるでしょう。ここでは「上手にかく、つくる」といったことだけを目標にして指導するわけではありません。「かいたり、つくったり、あそんだり」といった活動の中で、「おもしろい!」と心ときめかせ夢中になって楽しむことが重要なのです。それが、意欲的な態度を育て、集中力や自己表現力を高めることにつながると考えます。また、試行錯誤を繰り返し、失敗してもやり直す、「こんどはこんなふうに!」と工夫できる子どもに育ってくれることを願っています。一人一人の子どもが自分なりのあそびを見つけ表現できるようになってもらいたいものです。

興味  「おもしろそう!」

意欲  「やってみよう!」

試行錯誤「失敗してもやりなおす」

工夫  「今度はこんなふうに!」」

発見  「あっ!!!」

達成感 「できた!」

お絵かき大好き!つくるの大好き!な子ども達へ

・子どもの興味・関心、発達の実情に合わせたモノを用意し、思う存分楽しめる場と時間を保障します。

・子どもの思いに寄り添った指導を行います。上手に描いたりつくったりするためだけの指導ではなく、

 新しい表現方法や素材などを知らせることで、表現の幅を広げられるよう指導していきます。

苦手な子ども達へ​

・描くことを怖がったり、嫌がったりするいわゆる「描かない子」「描けない子」

大人の期待に添うことに一生懸命で、本当の意味での自分の表現ができない「おりこうさん」

 そんな子ども達にも「やってみようかな」「おもしろい!」「もっとやりたい!」と意欲をもって楽しめる題材や

 材料を工夫した環境を用意します。

​ 代表  村田夕紀
大阪教育大学小学校教員養成課程(美術専攻)卒業
元・IBU四天王寺大学 教授
造形教育の研究・研修会での指導助言や講演講師などを継続的に行っている。
保育現場での実践をもとに、多数の著書を出版。
<主な著書>
「3・4・5歳児の楽しく絵を描く 実践ライブ」     
3・4・5歳児の4つ切り画用紙に描く​ 実践ライブ

「2・3・4・5歳児の技法あそび 実践ライブ」
「0・1・2歳児の造形あそび 実践ライブ」      

「0・1・2・3歳児のきせつのせいさく」        
「カンタン!スクできる!製作あそび⓵②」
「遊んで育つ手づくり玩具」など                    
 
(全て ひかりのくに刊)
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